「合格させるためのテクニック」を理解しておくことが大事!

独学で勉強する時の注意点

通関士の試験を独学で突破したいとお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
独学は、準備がかんたんで費用の負担も非常に少なくて済みます。
極端な話し、いまから書店へ行って教材を買ってくれば、今日からでも勉強を始められるわけですから…。

しかし管理人は、独学だけはあまりお薦めしません。
その理由は端的で、市販の教材には、自信を持ってお薦めできる教材がないからです。

これは非常にきびしいお話しになります。
試験対策の1から10まですべて独力で解決しなければならない独学では、自分で「この一冊だ!」と判断した市販のテキストのみが頼みです。
なのに、その一冊が合格へと導く内容として不適切なものだと言われてしまったら…。
どうしていいのか、困ってしまいますね。

ここでみなさんに、よく理解しておいてほしいことがあります!
それは、「試験の情報を提供すること」と「合格するためのテクニックを提供すること」は、まるで別物だということです。


市販の書籍でも、通関士の試験情報を詳しく提供しているものはたくさんあります。
だからそれを使えば、必ず合格できるかというと、そうはなりません。
少なくとも「合格への近道」からかなり逸れてしまうのが、情報の充実した市販のテキストなのです。

では合格させるためのテクニックとは何かといえば、
それは「試験に出やすいところだけを集中して勉強する」ことです。
何年に1度出題されるかどうかといった、出題頻度の極めて低いテーマまで解説しているテキストは、いくら情報が充実しているとはいえ、決してよいテキストとは言えません。

そして残念ながら、本当の意味で試験に出やすい箇所を網羅しているテキストは、通信講座や予備校にしかありません。
本が売れればそれでいい出版社と、合格者を必ず一定数以上出さなければならない、通信講座や予備校とでは、教材を作成するスタンスが根本的に異なることを、この機会に覚えておいてください。

“合格をめざすには適さない情報の充実した教材”で勉強すれば、当然ながら膨大な時間が必要になります。「ここは出ないから飛ばしても大丈夫です」と、教えてくれる人(講師)もいません。
さらには通関士の試験では、法改正に対応する勉強も大切なのですが、独学ですと、その面でも大変です。

独学をすることのマイナス点ばかりを並べてしまいました。
きびしいお話しですが、それが現実です。

もちろんお金を大事に使うことは大事です。
でも通関士の資格をめざす以上、合格できなければ意味がありません。
これから試験の準備を始めるみなさんは、何百時間もの貴重な時間を費やすことになります。その努力をムダにしないためにも、多少の出費は必要ではないでしょうか。